故郷
知らない街に独り過ぎ行く
自分にとって今必要のなくなった街に背を向け
朝日を後ろに受けてここを去る
街はもうすぐ動き出す
自分がいてもいなくても
ここがどれだけの人の故郷なのか
それより多くの思い出がある事を知れば
全て等しくなる
自分にも心にある場所があるのだから
ほんの少し分けて貰った思い出が煌いたら
再び此処に来ると
さようならとは言えない
挨拶もし忘れたような街に
でも確かに自分の中に
この街は存在する
その欠片を確かに持って行く
自分も知らない旅先に
どんな所でもそこを古里として誰かがその場所に対して思い出を持っているのに戦争とかで壊して良いのか?
とふと思って書いた物です。
それだけι
全然戦争とは書いてないけど。
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